新型コロナウイルス感染症について

   *2023年秋:オミクロン株(XBB.1.5)対応ワクチン
本院ではファイザー社のコミナティを使用しています。

ファイザー社(XBB): ワクチン名:コミナティRTU ワクチンタイプ:mRNAワクチン
ファイザー社(XBB)(5~11歳用): コミナティ 5~11歳用 ワクチンタイプ:mRNAワクチン
ファイザー社(XBB)(6か月~4歳用): コミナティ 6か月~4歳用 ワクチンタイプ:mRNAワクチン

投与の
1か月後にオミクロン株XBB系統(XBB.1.5XBB.1.16XBB.1.16.1XBB.2.3EG.5.1)に対して中和抗体の誘導が認められています。XBB系統株は一部で重症化が懸念されています。

基礎疾患のある子どもさんは是非接種してください。

また、健康な子どもたちにとっても、将来の潜在的なリスクへの備えとしてワクチン接種は必要と考えます。

乳児用新型コロナワクチン(6ヵ月⁻4歳)ファイザー社製

1回目の後、3週間あけて2回目を、少なくとも8週間あけて3回目(初回免疫)。

少なくとも3か月あけて4回目(追加免疫)

成分は大人用とほぼ同じ遺伝物質メッセンジャーRNA。38週間の間隔を空けて、計3回接種。

海外の臨床試験(約4500人)で、副反応の頻度は511歳に対して接種した場合よりも低かった。

小児用新型コロナワクチン(511歳)ファイザー社製 

1回目の後、3週間あけて2回目を(初回免疫)。少なくとも3か月あけて3回目(追加免疫)

成分は大人のワクチンとほぼ同じ。12歳以上の若い大人用のワクチンより、明らかに副反応は少ない。

心筋炎に関してはワクチン接種後よりも感染後の方がはるかに高い発症率になり、重症になる。

また、接種部位の腫れや痛みも、大人よりもやや少ないとされる

ダイアグラム

自動的に生成された説明オミクロン株になり、小児の新型コロナ感染症は著増しました。多くは発熱と咳程度ですが、中には酸素投与や人工呼吸を必要としたり、感染後の後遺症で苦しんでいる場合もあります。また、次の新たな変異株が出現することも予想しておかなければならず、それが子どもたちで軽症であるという保証はまったくありません。

2022年までのワクチンは、今までに出現した変異株のうち、アルファ、デルタには感染予防効果や重症化予防効果が、オミクロン株についても重症化予防効果がある程度認められていました。2023年春からは更にオミクロン対応2価ワクチンが使用されました。

ワクチン接種の感染予防以外の社会的な目的

テキスト

中程度の精度で自動的に生成された説明今の子どもたちは、部活動で感染者が出たら試合に出られない、学年で感染者が出たら合宿は中止になる、受験の日に感染していたら不利になる、子どもが感染したら親は濃厚接触者となり仕事にいけなくなる・・・自分が感染したら学級閉鎖になってしまうといった心配と、さまざまな社会的プレッシャーにさらされています。ワクチン接種はこれらから逃れるために、あるいはリスクを減らすため有益です。

また、オミクロン株とはいえ高齢者がかかると、重症化する方があり、家族を守るという意味合いもあります。更にXBB株は重症かが懸念されています。

★自然感染とは野生のウイルスが身体に入ってくることで、非常に危険な毒性の高い生ワクチンを受けるようなものです。ワクチンがない時代には、その病気に対する免疫をつけるには自然にかかるしかありませんでした。しかし、自然感染は危険すぎるので、多くの資金と技術でワクチンが開発されました。今の主流はメッセンジャーRNAmRNA)ワクチンです。mRNAは体内で増えることはなく、ワクチンによる長期的な影響はほぼゼロです。新型コロナウイルスの表面のトゲトゲ(スパイク蛋白)部分を作る設計図としての役割をし、一定数のスパイク蛋白を作ると、その役目を終えて、短時間で壊されてなくなります。人の細胞の核にも入らないので、ワクチンを受けた人の遺伝子を変えることは絶対にありません。自然感染してしまうとウイルス遺伝子は非常な勢いで増殖し、体の中で増えて、病気を起こし、周りの人にうつしてしまいます。ワクチンは病気を起こさず、勝手に増えもしません。明らかに自然感染より安全と考えられます。

参考)旧新型コロナワクチン
・新型コロナワクチン(従来株) コミナティ(1価 起源株):2021年2月14日にファイザー製のワクチンが製造販売承認され、2月 17日から医療従事者等を対象に予防接種法に基づく臨時接種が始まりました。4月12日から高齢者等への接種が始まり、6月1日から接種対象年齢が「16歳以上」から「12歳以上」に変更されました。

・オミクロン株対応2価ワクチン コミナティRTU(2価:起源株/オミクロン株BA.1)が令和4年9月12日(月曜日)に薬事承認され、法令改正等を経て、9月20日(火曜日)から接種が開始されました。
・オミクロン株対応2価ワクチン コミナティRTU(2価:起源株/オミクロン株BA.4-5):
2023年春接種

      

2023年5月8日よりCovid-19(新型コロナウイルス感染症)が、感染症法上の5類感染症になりました。
一律に外出自粛を求められることはなくなり、濃厚接触者の特定も不要になりました。

Covid-19と診断された方は、高齢者等の重症化リスクの高い方へ感染させないため、他人に感染させるリスクが高いとされる発症後5日間、かつ症状が軽快して24時間程度は外出を控え、10日間が経過するまではマスクの着用など咳エチケットを心がけましょう。

新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後の対応について<厚労省>

★新型コロナウイルス感染症 出席停止期間
有症状者発症した後5日を経過し、かつ、症状軽快した後1日を経過するまで
無症状者検体採取後5日を経過するまで
*無症状で陽性となり、出席停止期間中に発症した場合、有症状者として、改めて出席停止期間を算出します。

参考)
★インフルエンザ 出席停止期間
発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては、3日)を経過するまで
ただし、病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めたときは、この限りではありません。
百日咳:特有の咳が消失するまで、又は5日間の適正な抗生物質製剤による治療が終了するまで
麻疹:解熱後3日を経過するまで
ムンプス:耳下腺、顎下腺、舌下腺の腫脹が発現後5日を経過し、かつ、全身状態が良好になるまで
風疹:発疹が消失するまで
水痘:すべての発疹が痂皮化するまで
咽頭結膜熱:主要症状が消退したのち2日を経過するまで
結核:医師が感染の恐れがないと認めるまで
腸管出血性大腸菌感染症:医師が感染の恐れがないと認めるまで
流行性角結膜炎:医師が感染の恐れがないと認めるまで(714日)
急性出血性結膜炎:医師が感染の恐れがないと認めるまで(714日)
手足口病:医師が感染の恐れがないと認めるまで
溶連菌感染症:医師が感染の恐れがないと認めるまで

小児への新型コロナワクチンを推奨します〜日本小児科学会〜
 
 日本小児科学会予防接種・感染症対策委員会は、8月10日に「5~17 歳の小児への新型コロナワクチン接種に対する考え方」を更新しました. 健康な小児へのワクチン接種について、今までは「意義がある」という控えめな表現でしたが、「推奨します」に変更されました. その理由として「有効性と安全性に関する情報、特に小児における COVID-19 の重症化予防に寄与するエビデンスが集積され、メリット(発症予防や重症化予防等)がデメリット(副反応等)を更に大きく上回ると判断した」とされています.
 
 5歳~11歳の新型コロナワクチン接種の進捗ですが、1回目接種率は、全国20.7%(8/15時点)、大阪府7.7%(8/14)、大阪市7.1%(8/15)、堺市7.6%(8/15)です. 全国集計でも接種は低迷していますが、大阪ではそれよりも10ポイント低い惨憺たる状況です. 小児における知見が集積してきたことから、国・厚生労働省は、努力義務規定の適用を除外してきた5歳~11歳の対象者についても、同規定を適用する法令改正の準備をしています.
 
 夏休みが明ければ今以上に小児の感染者数が増えることが危惧されます. 
                     大阪小児科医会よりの情報2022年8月19日

「5~17歳の小児への新型コロナワクチン接種に対する考え方
日本小児科学会
URL:http://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=451
生後6か月以上5歳未満の小児への新型コロナワクチン接種に対する考え方
日本小児科学会
URL:http://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=466


新型コロナワクチン(生後6ヵ月~)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)


新型コロナウイルスワクチン12歳~ 11:00~ 外来受付にてお申込み下さい。
小児用・乳児用コロナウイルスワクチン 金曜日 10:40~11:40 受付にてお申込み下さい。

小児用コロナワクチン
原医院 副院長からのメッセージ クリックしてください
本院では12歳以上に引き続き、
2022年4月よりかかりつけの方の小児(5歳~11歳)ワクチン接種も開始いたします。
2022年12月よりかかりつけの方の6か月から4歳の接種も開始予定です。
新型コロナワクチンはネットでは予約できません。
接種券の確認も必要です。来院時に ご予約下さい。
電話予約はお受けしておりません。よろしくお願い申し上げます。

新型コロナウイルス感染後の20歳未満の死亡例

国立感染症研究所の報告によると、2022年1月から8月までの小児の死亡者数は、8月31日時点で圭41例報告されています。
0歳:8例、1⁻4歳:10例、5⁻11歳:17例、12⁻19歳:5例、不明:1例。
男性:23例(56%)、女性:18例(44%)。
ワクチン接種をお勧めします。

埼玉医科大学総合医療センター総合診療内科教授  岡秀昭先生よりの情報です。

 第7波における重症者は第6波を上回っています。
「2022年7月末に、コロナ患者の入院は、倍々で増加を続け、気付けば中等症以上の患者を主に受け入れる当院・埼玉医科大学総合医療センターのコロナ病棟は40床のうち31床が埋まった。入院を必要とする患者の半数は高齢者施設内のクラスターで感染した人々だが、40代や50代の重症患者も4人入院している。現在までに重症となる患者は皆、ワクチン未接種あるいはワクチンを2回までしか接種していない。急速な感染拡大が続く中、当院での第7波における重症者の総数は既に第6波を上回った。」

原医院の感染症外来もパンク寸前です。検査キットや防護服等の補充も不足しがちです。

オミクロン株の重症化率は低いですが、感染者が多いため重症例も多いのです。
皆さま、是非ワクチン接種をお願いします。


感染症が疑われる かかりつけ患者のみなさまへ 2022年7月24日
発熱で診察ご希望の方へ
 
1)必ずインターホンを鳴らしてください。
 診察券・保険証・医療証を職員に手渡してください。
 トリアージ用紙・熱型表(小児)を受け取ってください。

2)毎回 トリアージ用紙を記入して下さい。
 前日受診の場合も含みます。
 小児の場合は熱型表も記入して下さい。

3)記入が完了した方は、再度インターホンを鳴らしてください。

4)熱の測定などを必要に応じて行います。

5)診察の順番まで、お待ちください。

*小児科の順番予約が取れた方は、ネット予約のページに
 トリアージ用紙を添付してあります。 
 予めPCにて印刷し、記入してご持参いただくことも可能です。
 


新型コロナウイルス感染症 第7波の流行により、外来診療は大変に混雑しております。
外来には一般診療を受けられる高齢者の方や乳児も来院されます。
その方々への感染を起こさないためのご協力をお願いしております。

感染症が疑われる方は、自家用車内診療や感染症室(10番)での診察を行っています。

まず、感染症の疑われる方は、来院前に必ず、お電話をお願いいたします。
小児科の順番予約が取れた方はそこに発熱があることを明記していただければお電話なしでも構いません。

ただし 来院時、直ぐに院内の受付へ直行されないようにお願いします。
必ずインターホンを鳴らして下さい。
トリアージの用紙子どもの場合は熱型表をお渡ししますので、ご記入お願いいたします。

診察の順番が来るまで院外でお待ちお願いします。自家用車の方は車内診療もあり得ます。

暑い時期ですので、脱水にならないよう水分をご持参いただく等のご配慮もお願いいたします
また、新型コロナウイルス感染症が疑われる場合、院内トイレをお貸しすることができません。
トイレ横の待合にはご年配の方や乳児がいる可能性が高いためです。
緊急時は簡易のトイレも準備してはおりますが、数に限りがあります。
ご自宅で済ませてからの来院をお願いいたします。

かかりつけ患者のみなさまへ

病状に変化のない方の定期投薬は現在コロナ禍での特例として
電話対応による処方も行っています。

来院時、発熱・感冒症状・また新型コロナウイルス感染症が疑われる等の
症状のある方は、必ずインターホンを鳴らしてください。

通常の診察の方とは別に診察させていただきます。


新型コロナウイルスに対するワクチンの効果は高く、ブースター接種をすることで
変異株にもある程度の効果が期待できる状態です。

自然にかかると重症化する可能性の高い病気に対して、ワクチンは作られてきました。
定期に受けることになっているワクチンは是非予定通りに受けてください。
新型コロナウイルスを恐れて、ほかの病気にかからないように。。。




WHOから発行した6枚のポスター内容が翻訳されています。 クリックしてください。
新型コロナウイルス感染症の蔓延に伴い、自宅療養や自宅待機が増え、子どもたちの心身症や不登校が増加しています。夜型生活や、運動不足が症状の悪化や長期化につながります。子どもたちには家事などのお手伝い、散歩やストレッチ、それぞれの子どもにあった運動、就寝前にはスマホやネットゲームをしないようにお声掛け頂く事が大切だと思います。

新型コロナワクチン接種について

本院では2021年6月から かかりつけの方へのワクチン接種を行っています。

ワクチン接種券をお持ちで本院かかりつけの方を優先させていただいています。
全額 公費で受けられます。
ご希望の方は予約をお願いします。
電話予約は行っていません。ご来院いただいて予約を取っていただいております。

現時点で新型コロナワクチン(ファイザー社製)2回接種で95%の有効性が認められています。
3週間~4週間での間隔での接種が勧められています。
副反応:接種部位の痛み、発熱、頭痛、倦怠感等
稀にアナフィラキシー等の副反応も報告されています。
接種直後の15~30分以内が多いので接種後院内で15分、
起こしやすいと思われる方は30分待機していただきます。


ブースター接種(3回目)
池田市は2月開始です。
引き続き 接種をお勧めします。
新型コロナワクチンの誤情報にご注意ください!!
情報源の確かな信頼できるページをご覧ください。
「こびナビ」は信頼できるドクターたちによる
新型コロナウイルス感染症や新型コロナ
ウイルスワクチンに関する正確な情報を
皆さんにお届けするプロジェクトです。

クリックしてください
    

クリックしてください
新型コロナウイルスに感染したことのある方へのワクチン接種に関する厚労省の考え方
クリックしてください
抗体カクテル療法を受けた方は90日は空ける必要があります。
子どもの新型コロナワクチン接種の考え方のページをご覧ください


子どもの新型コロナワクチン接種の考え方(ポイント)
子どもの新型コロナワクチン接種の考え方(解説ページ)



新型コロナワクチン~子どもならびに子どもの接する成人への接種に対する考え方
子どもへのワクチン接種の考え方



クリックしてください。厚労省からの資料です。



20217 月現在

新型コロナウイルスの致命率 1.6   80歳以上:14.2% 70歳代:5.1% 60歳代:1.4%

妊婦は重症化しやすい。 妊婦が感染すると、少数で母子感染起こし 死産もある。
 一般に肥満者 非白人 妊娠高血圧 糖尿棒病合併妊婦でリスクが上昇。
 同年代の一般感染者に比べ、
ICU エクモになるケースは2倍以上。
 感染していない妊婦と比べると 母体死亡率約
3倍 ICU入室18.5
 新生児の死産 2.84倍 新生児死亡 2.77倍 NICU入室 4.89
 感染時は帝王切開になる ウイルス陰性まで母子共に面会出来ず、直接授乳出来ない。

子どもにとって怖いものは何か?!
 2009年 新型インフルエンザ流行時の小児の死亡は2010年3月末時点で41名
 2020年 新型コロナウイルス流行時の小児死亡率は2021年末で0名


小児のコロナウイルス感染症2019(COVID-19)に関する医学的知見の現状

日本小児科学会 予防接種・感染症対策委員会
2020年11月11日 第2報


「せかいがかぜをひいたから」
現役医師が子どもたちに絵本で伝える「コロナウイルスのおはなし」

絵本:オリジナル絵本通販サイト「YOMO(ヨモ)」https://www.yomo-ehon.com/
読み聞かせ動画:TBS公式YouTubeチャンネル「YouTuboo

新型コロナウイルス感染症 注意点 原医院(一部抜粋)

<症状と経過>
 
熱と咳、だるさが主な症状です。鼻水、くしゃみ、下痢はあまり目立ちませんが、出ることもあります。潜伏期間は約1~12(多くは37)日と言われています。多くの場合、普通の感冒症状(だるさ、発熱、咳、筋肉痛、下痢など)で、治療しなくても1週間ほどで治ると言われています。重症になる場合は、症状が出てから約1週間後に呼吸が苦しくなる、だるさが強くなるなどの症状が出、肺炎の悪化やサイトカインストームによる重症化が起こることがあります。初期症状はインフルエンザや感冒に似ており,この時期にこれらと COVID-19 を区別することは困難です。嗅覚障害・味覚障害を訴えることもあり、イタリアからの報告によると約 3 割の患者、特に若年者・女性で嗅覚異常または味覚異常がみられました。死亡率は日本では約%(80歳以上では15%)といわれています。(インフルエンザによる死亡率は0.1~4%)。変異株では死亡率が上がる可能性があります。

<原因ウイルス>
 
人に感染するコロナウイルスは今までに6種類知られていました。そのうち4種類は普通の風邪の原因のウイルスです。残りの2種類はSARS(重症急性呼吸器症候群)、MARS(中東呼吸器症候群)という感染症の原因ウイルスです。今回の新型コロナウイルス感染症は7番目の人に病気を起こすウイルスです。

<感染経路> インフルエンザとほぼ同じです。人との距離が近いと感染しやすくなります。
 接触感染:感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りのものに触れるとウイルスが付き、他者がそのものを触った手で口や鼻、目を触って感染する。(唾液、痰、便など)
  飛沫感染:くしゃみ、咳、つばなどに含まれたウイルスを他者が口や鼻から吸い込んで感染する。(マスクで防げます。症状のある方がマスクをする時に効果は最大です)  飛沫核感染(飛沫の水分が蒸発して中身粒子が浮遊する状態。現時点では可能性)

<感染予防>
人が多く集まる所や集会・会議の参加は控えましょう。病院や施設の面会を控えましょう。
石けんによる手洗いや、アルコール消毒液による手指消毒をしましょう。(手指が触れるドアノブ・蛇口・トイレの水洗ノブなどの消毒)
咳エチケット:咳・くしゃみをする時に、マスクやティッシュ・ハンカチ、袖、肘の内側などを使って、鼻や口を押えましょう。

<風邪かな?新型コロナウイルス感染症かな?と思ったら>
 風邪症状があるときは、外出、出勤、登校を避けて、十分な睡眠とバランスの良い食事、水分を摂り、安静に過ごしましょう。体温を朝夕測定・記録してください。通常の肺炎と同様に、高齢者や基礎疾患のある方の肺炎のリスクが高いと考えられます。また若くて軽症の方が、周りにひろげている可能性も高く、体調の悪いときは自宅安静をお願いします。
 ウイルスによる風邪は、通常は自分の免疫が働いて自然治癒します。弱っていると重症化しやすいので十分に睡眠をとって健康な状態を維持してください。子供が重症化するという情報は現在のところありません。ただし、軽症・無症状のため活発に活動することにより感染を広げることが懸念されています。高齢者や病気を持っている人にうつると、重症の肺炎を起こすことがあるので予防に努めてください。

*基礎疾患:糖尿病、肥満、心不全、呼吸器疾患(COPD 等),透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方、鎌状赤血球症などの方を指します。

  母親が感染した場合:新型コロナウイルスが陰性となるまでは、ご家族と相談して搾母乳をあげるか人工乳をあげるか決めてください。いずれにしても、搾乳をしていれば陰性になってからの母乳育児への移行がスムースです。母乳中に新型コロナウイルスが含まれるという報告はなく、WHO (世界保健機関)CDC (アメリカ疾病予防管理センター)では母乳をあげてよいとなっていますが、正確なことはまだよく分かっていません。一方で、新型コロナウイルスに感染したお母さんの母乳中には新型コロナウイルスの抗体(免疫物質)があると言われており、赤ちゃんに飲ませることで発症予防や重症化予防ができるとも言われています。ただし、お母さんが搾乳器や容器などに触れてウイルスが付着することにより感染を引き起こすリスクもありますので、搾母乳をあげる場合には容器を拭くなど、感染を広げないように十分ご注意ください。

<大切なこと>

・基本的な手指消毒と咳エチケット、そしてバランスの良い食事と十分な睡眠
・不要不急の外出を避ける。人ごみに行かない。
・いつもと同じ軽い風邪症状なら自宅安静が大切!軽い症状での受診を控える。
・慌てない!!

<検査について>

PCR検査:PCR検査とは、サンプル中に新型コロナウイルスの遺伝子配列のRNAが存在しているのかどうかを検出する検査です。今現在新型コロナウイルスに感染しているかどうかを知るには、PCR検査がファーストチョイスです。
検体採取法:「鼻咽頭ぬぐい液」「唾液」「鼻腔ぬぐい液
で検査出来ます。

PCRを行うには様々な試薬を混ぜる過程があり、ある程度熟練した臨床検査技師が必要で、高価かつ場所を取る機械も必要です。結果が出るまで数時間がかかります。

抗原検査PCR検査がRNAを増幅して検出するのに対し、新型コロナウイルスに対する抗体を用いて抗原を見つける検査です。PCRに比べて感度が劣ります偽陰性が多くなります)が、30分程度で結果が出ます。発症2日目から検査出来ます10日目以降は検出能が低くなります。「鼻咽頭ぬぐい液」「鼻腔ぬぐい液」で検査出来ます。

鼻咽頭ぬぐい液:感染初期には最も標準的で信頼性の高い検体です。医療従事者が採取する際に飛沫に暴露するリスクが高いため、感染予防を徹底したうえでの実施が前提となり、適切な部位からの採取が必要です。(痛みを伴いやすい)

検体採取のポイント:鼻腔ぬぐい液採取用綿棒を鼻腔から耳孔を結ぶ平面を想定し挿入します。コトンと行き止まる鼻腔の奥まで綿棒が達したら、鼻腔粘膜を数回こすり取ります。

鼻腔ぬぐい液:患者さん自身が採取できます。鼻孔から2cm程度 しっかり採取用綿棒を挿入し、挿入後綿棒を5回程度回転させ、十分に湿らせます。

その際のポイントとしては、鼻甲介の位置は鼻の中心線より外側の側面にあたるので、側面にこすりつけるようにして採取します。中心方向(鼻中隔)をこすると出血し易いのでご注意ください。

鼻腔が乾燥した患者様の場合には、綿棒をあらかじめ滅菌済みの生理食塩水で湿らせてから検体採取を行うことをお薦めします。

・抗体検査:抗体検査は血液検査です。ウイルスに感染した人の体内で作られた抗体を検出します。感染したかどうかがわかります。

<ワクチン>

海外ではワクチン接種がすすんでいます。日本でも優先順位が決められ準備中です。現在まで副反応としてアナフィラキシーが報告されています。接種後30分以内に起こることが多く、適切な処置ですべて治癒しています。ファイザー社、モデルナ社、アストラゼネカ社等



新型コロナウイルス感染症と予防接種に関するQ&A



日本小児科医会より(クリックしてください
大阪府医師会学校医部会
「コロナウイルスって何だろう?」

学校におけるフェイスシールド活用に対する意見

クリックしてください

新型コロナウイルスの科学 
(1)放射線防護との類似と相違
(2)検査とコミュニケーション
(3)検査という知られざる戦場
(4)感染経路と予防手段
    国際環境経済研究所

東京大学医科学研究所
共同研究グループ「コロナ制圧タスクフォース」発足

厚労省 新型コロナウイルスについて
NIID 国立感染症研究所 注目すべき感染症
新型コロナウイルス感染症に対する感染管理(2020/6/6)
大阪府感染症情報センター 新型コロナウイルス感染症関連情報
池田市内の新型コロナウイルス感染症患者の発生状況
豊中市内の新型コロナウイルス感染症患者の発生状況
大阪府 新型コロナウイルス感染症について7月29日

↑画像をクリックしてください
大阪府 最近の報道発表資料

 新型コロナウイルス感染速報
 都道府県別新型コロナウイルス感染者マップ 
 新型コロナウイルス対策ダッシュボード 
人口当たりの新型コロナウイルス感染者数の推移(国別)
札幌医科大学医学部 附属フロンティア医学研究所 ゲノム医科学部門

感染予防:3密を避ける!できる限り家にいましょう!!
 不特定多数の方が触れたものを触った手で絶対に顔を触らないこと!!


手洗い 赤ちゃん編(抱っこ)
https://youtu.be/X1EGWYJiUBU

手洗い 子ども編
https://youtu.be/_tptB4OxlKc

咳エチケット
https://youtu.be/amnPB5_LDh8


新型コロナウイルス感染症、自宅療養時の健康・感染管理(202042日)(国立感染症研究所HPhttps://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/2484-idsc/9523-covid19-17.html

COVID-19に対するBCGワクチンの予防効果に関する見解
日本ワクチン学会(理事長:岡田賢司先生)
http://www.jsvac.jp/index.htm
根拠の乏しい情報をもとに「自分はBCGをしているから大丈夫!」などと思わず、
手洗い・咳エチケット・3密(密閉・密集・密接
)を避ける等の感染予防措置を徹底しましょう!!

新型コロナウイルス感染症(COVID-19WHO公式情報特設ページ (日本語翻訳サイト)https://extranet.who.int/kobe_centre/ja/news/COVID19_specialpage


山本伸弥先生による新型コロナウイルス情報発信

2020年4月7日 緊急事態宣言が出されました。
7都府県:東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡

長時間自宅にいるとストレスがたまることがあると思います。
1)がんばっているみんなへ たいせつなおねがい

2)お子様と暮らしておられる皆様へ

留守番をする子供の安全を守るためにできること   日本小児科学会ホームページより

新型コロナウイルスに関するQ&A  厚労省

感染症に対する予防は基本的には同じです。
☆マスク・手洗い・うがいの励行 ☆人ごみを避ける ☆しっかり睡眠をとって栄養のあるものを食べましょう
寒い季節は保温も大事です ☆救急外来は安易に受診せずに冷静に病状をみましょう
 込み合った救急病院で別の病気をもらわないように

小児における注意点   日本小児科学会ホームページより

新型コロナウイルスの消毒・除菌法について
経済産業省・厚生労働省・消費者庁
新型コロナウイルスは「ジョイ」や「ママレモン」でも除去できます
経済産業省  第二弾(2020/5/29) 

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