健康・美肌にはまず食事!!そして+α

人間の体は食べたもので作られています。自分の能力を最大限に発揮するために
バランスのとれた食品を摂ることが不可欠です。

特に成長期の子どもには食事が大切です。
朝ごはんでその日の活動にあわせたメニューを取れると違いますよ!!
勉強に集中して眠気が出ないようにするメニュー、
運動会や試合で最高のパフォーマンスを出させるための食事。。。。。。

すべての基本は食事です。

さて、ずっと食事にはこだわってきました。
比較的若々しいと言って頂けるのも、その成果ではないかと思っています。
しかし、若い頃には気にならなかった紫外線による肌のダメージがさすがに気になるようになってきました。食事に加えてちょっと医学的な知識を生かしてアンチエイジング・・・。

副院長のページです。

1)老化について
2)食事の重要性
3)ちょっこっとアンチエイジング
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1)まず老化とは

生物が死に至るまでの間に起こる機能低下やその過程!とされています。
その原因として

・それぞれの細胞には、分裂できる限界がはじめから設定されており、
その回数を迎えて分裂ができなくなることにより老化が発生するという説(プログラム説)。

・細胞分裂の際に少しずつ発生する突然変異が、徐々に蓄積されていき、
最終的に破綻するのではないかという説(エラー説)。

・代謝によって発生する活性酸素によりを身体がダメージを受け、
老化が発生するという説(活性酸素説)。

などが考えられています。

老化を遅らせるにはどうしたらいいか、世界中で200以上もの研究がなされた結果、
果物や野菜を多く摂る人は、心臓病や癌になる危険性が約3分の1から2分の1減少する事が
解っています。こういった人たちの血液を調べると、
ビタミンC、ビタミンE、カロチン、抗酸化栄養素(活性酸素の働きを抑える)
の含有値が極めて高いのです。

細胞の遺伝子DNAへの酸化による害は、年齢と共に蓄積され老化の元凶となり、
ガン、心血管系疾患、パーキンソン病や痴呆、関節炎といった老化による疾患を引き起こす
という事が、既に1993年9月米国国立科学学会の会報誌にて、
カリフォルニア大学バークレー校のブルース・アムス教授が
「酸化物、抗酸化物と老化という退行性疾患」という論文に発表しています。

動物は呼吸をして体内に酸素を取り入れています。
そのほとんどは、生命維持に欠かせない大切な働きをしますが、
一部はからだを攻撃する有害な物質となる「活性酸素(フリーラジカル)」に変わり、
細胞を老化させる原因となります。活性酸素を発生させる要因は、
放射線や紫外線、大気汚染、喫煙・受動喫煙、電磁波、タバコ、アルコール、
食品添加物、精神的ストレス、感染、激しい運動、閉経
、など。。。。。
つまり現代社会は、活性酸素を発生させる因子で満ちあふれています。

私たちの体には、先天的に活性酸素に対する防御システムが備わっていて、
体内にある酵素や、体外から摂取するビタミンやミネラルなどを使って活性酸素の処理をしています。
しかしいずれにも限界があるため、処理しきれないほど大量の活性酸素が発生すると
、からだは大きなダメージを受け、健康が損なわれ、老化は加速します。
たとえば、喫煙者が非喫煙者と同じ血中抗酸化物質濃度を維持するには、
2〜3倍のビタミンCが必要となると言われています。
また増えすぎた活性酸素を除去するはたらきを持つ酵素であるSOD(Super Oxide Dismutase)の
働きも40歳を境に低下し、50歳ではさらに急速に落ちてきます。




2)食事の重要性

人間の体は食べた物で出来ています。
美味しく楽しく食べて、最高のパフォーマンスを出したいものです。
@主食(ご飯、パン、麺)
A副菜(野菜、きのこ、いも、海藻料理)
B主菜(肉、魚、卵、大豆料理)
C牛乳・乳製品
D果物

以上の5つの料理グループの食品をバランスよくとることが大切です。
食事バランスガイドであなたの食事のバランスチェックをしてみて下さい。

<老化を防ぐための食事>

活性酸素によるダメージを防ぐことで、その結果として老化を遅らせる事ができます。
活性酸素を消去するもの:抗酸化物をはじめとする抗酸化酵素やビタミン、ミネラルなどがあります。
ビタミンはACEを同時に摂ると、抗酸化作用がパワーアップします。
最近では、植物に含まれる非栄養素成分(ファイトケミカル)や、
若返りの補酵素として話題のコエンザイムQ10などの抗酸化力が注目されています。
抗酸化食品を毎日バランスよく食べて、からだの酸化を防ぎましょう。


代表的な抗酸化食品

〔果物〕ブルーベリー、ラズベリー、プラム、プルーン、キウイ、オレンジ、ピンクグレープフルーツ、ブドウ、イチゴなど

〔野菜〕トマト、小豆、ホウレンソウ、ナス、タマネギ、ブロッコリー、芽キャベツ、キャベツ、トウモロコシなど



ネギ属の植物

500種類以上ありますが、抗酸化物質のスーパースターは、たまねぎ、ねぎ、エシャロットがあります。これらの植物にはフラボノイド、ビタミンC、セレンに加えて、強力な抗癌作用、とくに細胞から発癌物質を追い出す助けをする硫黄化合物が含まれています。血中コレステロール値と血圧を下げ、血栓を防ぐ働きにより心筋梗塞や脳卒中を予防する助けとなります。解毒酵素を活性化する助けをして肝臓の力となり、アレルギーや喘息を予防する助けにもなります。

アブラナ科の野菜

ブロッコリー、芽キャベツ、キャベツ、ケールなどこのグループの野菜は抗酸化物質を豊富に含み、ビタミンCとフラボノイドに加えてインドール類とスルフォラファンという植物化学物質を含んでいます。インドール類は腫瘍、特に乳癌の腫瘍の成長を促進する可能性のあるエストロゲンを非活性化します。スルフォラファンは発癌物質を解毒する酵素の活性を高めて腫瘍の形成を抑制します。


抗酸化を支援するファイトケミカル(ファイト=ギリシャ語で植物、ケミカル=薬)
〔赤野菜〕トマトのリコピン、スイカ、柿など

〔黄野菜〕玉ねぎのフラボノール、バナナ、レモン、グレープフルーツなど

〔緑野菜〕ほうれんそうのルチン、緑茶のカテキン、ブロッコリーのスルフォラファンな

〔その他〕赤ワインのポリフェノール



ファイトケミカル

植物に含まれるビタミンやミネラルとは異なる物質を総称したもの。植物の色や香り、苦みなどの構成成分で、種類は数千種類以上あります。たんぱく質、炭水化物(糖質)、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維に次ぐ第7の栄養素といわれ、その多様な効能が注目されています。強い抗酸化力を持っていて、活性酸素から細胞を守り、病気や老化を防ぐ効果を有します。中でも、植物の色素としての性質を持っているものが、主要な役割を担っていると考えられています。

リコピン

トマト、西瓜、ピンクのグレープフルーツ、その他の果物や野菜に赤い色を与えている色素で、多くのタイプの癌細胞の成長を抑える作用が確かめられています。プロビタミンA活性のない(体の中で必要に応じてビタミンAに転換されることがないという意味)カルチノイドで、抗酸化力はベータ・カロチンよりもはるかに強いです。ピッツアをよく食べている男性は、リコペンを含んだトマト・ソースのおかげで前立腺癌になる人は少ないと言われています。また紫外線からも、煙草の煙に含まれる発癌物質からも、体を守ってくれることがわかっています。

ルテイン

ホウレン草、ケール、かんらんに豊富に含まれており、体の中でビタミンAに転換されないが、強力な抗酸化作用のある物質です。特に目を保護する働きが強く、有害な紫外線による活性酸素を無害化して、黄斑変性を予防するといわれています。

こういう緑黄色野菜を毎日たっぷり食べている人はサプリメントを摂る必要はないのです。


細胞を若々しく保つコエンザイムQ10

生きているすべての細胞中に存在している抗酸化作用をもった栄養素で、体の機能を果たすのに必要なエネルギーを生み出すために必要です。年齢とともに細胞中のコエンザイムQ10の量は減っていき、それがおびただしい数の病気と不健康状態に直接的に結びつくと考えられています。
多く含む食品いわし、さば、豚肉、牛肉、ピーナッツ、乾燥大豆全粉、ほうれんそう、ブロッコリー、チーズなど


コエンザイムQ10は、油によく溶けるので、食品から摂る場合は、油を使って調理すると吸収力がアップします。


活性酸素を消去するミネラル、「SOD」を多く含む食品

・マンガン(玄米、そば、がんもどき、栗など)
・亜鉛(牡蠣、豚スモークレバー、小麦胚芽、ココア、ナチュラルチーズなど)
・銅(牛レバー、するめ、しゃこ、いいだこ、牡蠣など)


ビタミンA

強力で重要な活性酸素の補足者です。ビタミンAとくにその前駆体であるアルファ・カロチンとベータ・カロチンは、発癌物質を破壊して多種類の癌を予防することが明らかになっています。
多く含む食物:肝油、バター、牛乳、チーズ、卵、強化マーガリン、緑黄色野菜、レバー、うなぎ等


ビタミンC

抗酸化物質として働き、細胞の老化を遅らせます。さらに、体の中にあるたくさんの種類の抗酸化物質の働きを助けます。ビタミンCは体内で発癌性をもつニトロソアミンができるのを阻止し、多くの種類の癌のリスクを下げます。生命維持に不可欠な免疫細胞の活性を高めます。LDLコレステロールの危険な酸化を防ぎます。またビタミンCは、皮膚や腱、骨や血管の細胞と細胞をつなぐ繊維成分(コラーゲン)の生成を助け、毛細血管を丈夫にしたり、皮膚のメラニン色素に働いてシミなどの色素沈着を緩和する働きをもつ大切なビタミンです。
多く含む食品:レモン、ライム、オレンジ、グレープフルーツなどの柑橘類、柿、アセロラ、キウイフルーツ、トマトに多く含まれる。その他グァバ、パパイヤ、マスクメロン、ブルーベリー、イチゴ、ブロッコリー、芽キャベツ、カリフラワー、ホウレンソウ、パセリなど。


ビタミンE
抗酸化物質として働き、細胞の老化を遅らせます。細胞膜と、その他の脂質を含んでいる組織を守ります。体により多くの酸素を供給し、耐久力をアップします。ビタミンAと共働して、環境汚染物質から肺を守ります。血餅を予防・溶解します。疲労を軽減します。傷の局部に外用(皮膚を通して吸収される)し、かつ、内服することにより、深い傷痕が残るのを防ぎます。火傷の治りを早めます。利尿剤として作用し、血圧を下げ、虚血性心臓病(狭心症、心筋梗塞)のリスクを下げます。流産の防止の助けとなります。足の痙攣、腕や足の(過度の緊張や打撲による)筋肉の硬直を緩和させます。白内障を予防する助けとなります。体の免疫対応を強化し、多くの種類の癌を防ぐことがわかっています。
多く含む食物:ラッカセイ、大豆、アーモンド、小麦胚芽、抹茶、植物油、マーガリン、マヨネーズ、あんこう、すじこ、たらこなど

セレン
ビタミンEと相乗的に働きお互いの効果を高めあいます。癌予防に重要な栄養素で、特に放射線や発癌性の化学物質によるダメージを防ぎます。感染時に抗体反応を高め、脳卒中の原因となる血栓ができるのを防ぎます。不足すると筋力の低下、しみが増える、白内障にかかりやすくなる、精子を正常に作る力が落ちる等の老化が早まります。
多く含む食品:小麦胚芽、豆、大豆、魚介類、桜海老、アワビ

亜鉛
細胞や組織の代謝に欠かせない多くの酵素の構成成分で、必要とする酵素は200種類以上にも及びます。不足すると、味覚異常、病気にかかりやすくなる、爪に白い斑点ができる、肌荒れなどがおこります。特に高齢者の場合、感染と戦うT細胞を増加させて免疫力を高めます。黄斑変性による視力の喪失を遅らせる助けをし、前立腺肥大や前立腺癌を予防する作用もあります。
多く含む食品:牡蠣、玄米、ワカメ、レバー、のり、豆類、ゴマ、肉、煮干、ココア、レバー、抹茶、スルメ、、高野豆腐、ナッツ類、ラム肉、きな粉、卵黄、たらこ、納豆、たけのこなど

参考)抗酸化物質測定法
食品分析開発センター




3)ちょこっとアンチエイジング

<美肌編  美容液>
福岡大学薬学部発のベンチャー「ペンタラポール」による美容液「ガンマシステムエッセンスキット」について。
世界で注目されるビタミンEのガンマトコフェロールの有用性をスキンケアに使えないか研究・検討を重ね
効率よく皮膚へ供給できるシステムが開発されました。

これがガンマシステムエッセンスキットに使用されているガンマトコフェリルジメチルグリシンです。
元来ガンマトコフェロールは油状性の高い物質で空気によって酸化されやすい性格があるため
そのまま化粧品に応用する事が難しい物質です。
この性質を克服するため世界で初めて開発されたのがガンマトコフェリルジメチルグリシンです。

老化を抑える物質の1つであるビタミンEは構造の違いで8種類に分類されます。
栄養素としてαトコフェロールが有名ですが、ナッツなどの食物に多く含まれているγトコフェロールにも
αトコフェロールにはない様々な利点が見出されています。

1.COX-2という炎症に関与する酵素を抑える効果
2.がんや老化に関与する活性窒素を解毒する効果
3.γトコフェロールの代謝物であるγーCEHCが体内の水分コントロールに関与している

このような抗酸化活性、抗炎症作用等により、ガンマシステムエッセンスは
皮膚内のガンマトコフェロールを急速に高くし、
紫外線による色素沈着を抑え
紫外線による光老化を抑制します!

福岡大学薬学部開発の
美白・抗老化美容液

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 ガンマシステムエッセンスT液 (25ml)
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◇特徴と製品説明◇
★強力な抗酸化作用、抗炎症作用があり、皮膚のサビを落として お肌の老化を予防します。                      
★ビタミンCの約20倍の美白作用があります。            
★毛穴を引き締め、キメ・シワなど肌質を改善します。        
★米国の抗酸化ビタミン類の先駆的研究機関であるAmes研究所の「今後はγ(ガンマ)−トコフェロールに注目すべきである」との見解とも合致する新規化合物γ-TDMGを配合した化粧品です。
★抗老化ビタミンであるビタミンEの一種であるγトコフェロールのプロドラッグで、γ-トコフェロールの持つ様々な優れた作用を効率よく引き出すことに成功しました。
Gamma System  Essence Kitクリックして下さい
English Page

若いころから屋外でのスポーツが大好きで、
紫外線による肌へのダメージを顧みない生活をしてきたつけがまわってきました。
ちょっと慌てて、しみ・しわ対策の勉強を開始しています。
この美容液はつけてみると肌にどんどん吸い込まれてゆきます。
わずか1カ月ほど続けると明らかに肌が変わってくる方もあります。
3カ月で、確実に効果が出るようです。楽しみです♪


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ハイドロキノンは、シミやそばかすなどの色素沈着の治療に用いられる美白成分です。
メラニン色素の生成を抑制する働きがあり、高い美白効果を持つことから「肌の漂白剤」とも呼ばれます。

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<美肌編 内服>

皮膚のシミ(肝斑、老人性色素斑、炎症後色素沈着)などに対する内服治療。

⇒メラニン生成を直接阻害する作用を有するビタミンCの内服療法が行われますが、単独投与では効果が弱いため、トラネキサム酸ビタミンEとの併用療法が効果を増強すると言われています。(ただし、保険適用がありません)

1)トランサミン(トラネキサム酸):出血を止めるお薬で、赤みや腫れを軽減する作用もあります。 プラスミンという血液を溶かす物質の働きをおさえることで、止血作用を発揮します。このことから、「抗プラスミン薬」と呼ばれています。安全性も高く、各種の出血に広く用いられてきました。またプラスミンは、アレルギーや炎症反応にもかかわっています。このお薬で、プラスミンの働きを弱めれば、アレルギー症状や炎症(腫れ)がやわらぎます。このような作用にもとづき、湿疹、蕁麻疹、薬疹、中毒疹による紅斑、腫脹、そう痒などの症状の治療や、扁桃炎、咽喉頭炎に伴う咽頭痛、発赤、充血、腫脹などの症状緩和、口内炎における口内痛などに処方されています。

*慎重に服用すべき人

・脳血栓、心筋梗塞、血栓性静脈炎などの血栓症が現れるおそれのある人
・術後の臥床状態にある人
・腎不全
・本剤に対するアレルギーの前歴をお持ちの方

*副作用: 安全性の高いお薬です。かゆみなどの過敏症状や食欲不振、吐き気、腹痛などが起こることがまれにあります。

2)シナール(ビタミンC、パントテン酸Ca):このお薬は、ビタミンCとパントテン酸を配合した複合ビタミン薬です。栄養補給の目的で使用するほか、シミやソバカスの治療に用います。また、貧血の薬の鉄剤の吸収をよくするのに、いっしょに飲むことがあります。 ビタミンCは、皮膚や腱、骨や血管の細胞と細胞をつなぐ繊維成分(コラーゲン)の生成を助け、毛細血管を丈夫にしたり、皮膚のメラニン色素に働いてシミなどの色素沈着を緩和する働きをもつ大切なビタミンです。体の免疫力を高める効果や抗酸化作用、制癌作用、動脈硬化予防などの抗老化作用も注目されています。人は,体の中でビタミンCをつくることができないため,食物または医薬品などから毎日摂取することが必要です。 パントテン酸(ビタミンB5)は、糖分や脂質、たん白質などの代謝にかかわるほか、皮膚を正常にたもつ働きをします。
*ビタミンCをたくさんとると、尿糖検査や、尿・便潜血反応に影響することがあります。注1)
*室外で運動をする時は朝昼の内服は控え、就寝前に多めに飲んでください。
*ビタミンC過剰摂取で、まれに吐き気、下痢、腹痛が現れることがあります。

(注1)ビタミンCを摂取すると、尿中への排泄は摂取後2時間位から起こり、3〜4時間後で最大となります。
 ビタミンCは強い還元作用があるため、尿試験紙の中の酸化反応によって発色する ブドウ糖、潜血、ビリルビン、亜硝酸塩はその作用が弱められ、偽陰性になることがあります。
 ビタミンCの排泄量で見た場合、ブドウ糖と潜血試験紙では50〜75mg/dL以上でないと影響しないように改良されていますが、ビリルビンと亜硝酸塩試験紙は20〜25mg/dL以上で影響を受けます。
 ビタミンCを1000mg経口投与した場合には100mg/dL以上排泄されることもあり、24時間後でも排泄されます。サプリメントや薬剤などで多量に続けて摂取している場合には、尿中に高濃度のアスコルビン酸が常に存在していることになります。
 よって、通常のジュースや果物の飲食による影響はありませんが、ビタミンCを服用している場合、尿検査の前は2〜3日中止します。
  尚、尿沈渣により赤血球や白血球を観る場合は影響ありません。尿糖定量検査では50mg/dLまで影響を受けません。

☆☆☆
紫外線の暴露をできるだけ避けましょう。
UVAUVBの双方を遮光するサンスクリーン剤も使用して下さい。
洗顔時、化粧時には肌を擦らない事!皮膚に刺激を与えないで下さい。
*サンスクリーン剤には紫外線吸収剤と紫外線散乱剤があります。
紫外線吸収剤は強力なサンブロック効果がありますが、
肌の過敏な方はかぶれやすいので注意が必要です。


過剰な外用薬や化粧品の使用は避け、紅班や掻痒が出現した場合には早めに受診してください。
シミは出産による消退、閉経期以降の消退があり、経口避妊薬などのエストロゲン、プロゲステロン製剤を中止すると軽快、消退する事もあります。
シミの治療は長期にわたり、根気よく薬の服用と生活上の注意を続けることも必要です。



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続く